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2026/06/13

悪魔についての調査書



力を与える悪魔の噂を聞いた。
華の都には面白い噂があるものだ、とその時は一蹴したものの、現地にヘイスの拠点を設けるにおいて不安要素は少ない方が良い。彼女の遺志は私が継ぐ。

さて、神、魔女、人形…この類の面倒な調査には、適任というべき人材が居る。



…あまり頼みたくはないのだが。






~ふーくんへ♥~



【いまのところ】悪魔パルファンに関する考察と調査書【メモもセットだからお得】


 そもそも彼はヒトという存在ではない。

その存在は天を祖とする…というと大掛かりに聞こえるが、音や光…は根源的すぎるだろうか。例えば雨や雷鳴、風というような、すなわち自然現象がヒトの形を成した結果が、彼である。
同様の存在として死神ファルシェが確認されており、高位存在として神界に仕える簪も存在する(簪については適合する肉体へ魂と共に自然現象である簪を宿す為、実体としては存在しない)。だが、その力を奪い取った者の末裔たるティティに関しては、肉から生まれ肉を食み生きるという観点から、その存在には含まれない。

 とはいえ、ティティを含みこれらに共通するのは、他人の魂を喰らい自らの糧にする―命を永らえるという点である。
だが魂を捕食することで得られる命も無限ではない。
自然現象とはいえやがて衰え(簪は代替わりする事でこれを防ぐ)、死を迎えると核(視認は不可能)を遺し文字通り消滅する。核は世界を彷徨い、ふとした切っ掛けで新たな存在が発生する。

 さて、現在では死神や悪魔と呼ばれる彼らであるが、彼らはあくまで(ギャグではない)魂を主食とする自然現象である。
 なぜ彼らはそう呼ばれるようになったのかというと、主にその捕食方法にある。
この世に自ら好んで魂を差し出す生き物は多く存在しない。その為に彼らは円滑に食事が出来るよう様々に進化し、その結果がこの呼称である。
彼の核から生まれる次代の存在は天使と呼ばれるのかもしれない。彼らに名を付けるのは、いつだって捕食される者達だ。


 悪魔パルファンの場合はこうである。

 パルファンは生まれつきの薫香の持ち主である。
そこに居るだけで華やかな蜜の香りが漂い、背の翼をはためかせれば、その香りはよりいっそう甘やかさを増すと言われる。
 この体質は生まれ落ちた種族柄というのも勿論あるのだが、その本質はまた別にある。
それは彼がその名で呼ばれるに至る由来でもあるのだが、これは後述。

 彼にはもう一つ、生まれつきの物がある。それは『力を与える力』であった。
力を求める者は悪魔と契約し、悪魔は力を与えた後、その対価として魂を捕食する(力を与える際のエネルギーは契約者の寿命を元とする為、契約者の寿命は著しく減少する。ただ天寿を全うしてからの捕食も可能であるが、彼が飢えている場合などは力を与え間もなく捕食といった事もする。)のである。
常人にとって喉から手が出る程欲しい力は、彼にとっては釣餌でしか無い。
 しかし中にはそんな話があるわけ無いと言う者もいる。しかし核も必死であった。
というのも彼の放つ芳香は、ひとたび嗅げば判断力を鈍らせ、ふたたび嗅げば譫妄へと誘われ、みたび嗅げば理性を亡くす麻薬の類である。これを併用する事で彼は魂の捕食を確実なものとした。

 そして何よりも恐ろしいのは、幼い頃の彼が、この仕掛けでどういう事象がもたらされるのかを理解していないという事であった。

 パルファンはある街中で、夜に発生し、日が昇ってから通りすがった子供の無い老夫婦に拾われた。
それまでの数日間、街では命が失われるような大きな事件が起こったという報告は無く、すなわち死神ファルシェとは異なり、初動の際に強制的な魂の吸収は行われない事が想定できる。
通常の捕食方法から見ても死神ファルシェは無理矢理に等しい形で魂を奪うが、悪魔パルファンは惑わせはするが同意の元で、対価として魂を奪う。
であれば、この時点で彼を生かしている魂は元々核が隠し持っていた物である以外に考え難い。

 拾われた彼はおよそ一年間その老夫婦と共に過ごし、名を与えられたがその名についての記録は残されていない。
彼は成長するにつれその芳香を増すようになり、半年を過ぎるころには既に夫婦は廃人になっていたと思われるが、その時点では元々欲のない人物だったのか魂を奪うに至っていない。
しかしいつ頃か『子供が欲しい』という旨の願いを伝え、彼はそれを叶えている。
 家からは性行為中と思われる老夫婦の遺体が発見され、女の腹には子が宿っていた。寿命の短い老人であった為、その時点で魂を捕食され死に至ったようだ。

 欲深き者も、そうで無い者すらも惑わし、求められるままに願いを叶え続けた結果、彼の行く場所では理性と欲を持つ者は抜け殻となり、朽ち、滅びた。老夫婦の住んでいた街も同様である。
遺体を発見した者は家に漂うその香りに惑わされ、すぐさま彼に願いを叶えてもらい、魂を食われた。
一年近く魂を口にしていなかった彼にとって、ヒトの集まる街は都合のいい餌場にしか見えなかったのだろう。


 こうして彼はその所業から『悪魔』の呼称、幻惑の香りから『パルファン』という名を付けられた(老夫婦に拾われた際に付けられた名がパルファンであるという可能性もある)。
 そこまで来て、初めて彼は自分が他の者とは違う、誰とも相容れない別種の存在であると理解した。


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調査メモ(あとでちゃんとかくこと><;)

パルファン…
現在は落ち着いておりおっとりとしている。元々こういった気性のようだ。老夫婦と育った際に培われたものと思われる。

彼の体臭には媚薬効果も確認。体液も同様。というか身体全部がそう。薄めたら売れそう

進化した事で背中の翼、角は大きさを増している。また角に翼のような器官、一対の黒色の尾を確認。



(1)

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オドゥラータ…
パルファンと交際関係にあった女性。冷静な性格。愛称はオル。
悪魔であるパルファンを受け入れ、そして悪魔では無くヒトとして接したことで、パルファンも彼女に心を開いた。
でも臭いにやられちゃった

3年の交際の果てに廃人と化し、『私をパルファンの物にする』という願いを叶えたが、愛する者が狂う事に耐えられなくなったパルファンが魂を食らった。文字通りパルファンの物になったのでOKということなのかなあ
身体は人形師へ。

彼女との交際でヒトの温かさを思い出したのかどうだか知らないけど、この頃から悪魔パルファンは再び表舞台に顔を出すようになる。魂を出来る限り喰らわず、ヒトとして生きようとする彼の現在の生き方はこの事が切っ掛け?
現在の彼については……・・・・・ ・ ・  ・

-
-



(2)

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 ここ数年の事はまだまだ分からないんだけど、100年前までならこれでOK♥だと思うよ。少なくとも彼がどういう存在なのかという事は書き切れているはずだ。彼個人についてのちゃんとしたものはもっと待って欲しいな。
君が何を思ってこんな事をお願いしてきたのかよく分からないけれど、でも君が頼むんだから面白い事に違いないと信じているよ。
ちょっと前に引き継ぎしたんでしょう?新しいふーくんの顔が見たいな。
 私はこっちで元気にやっているし、彼女と同じくカロスにも手を伸ばし始めたことは知っているよ。そのうち家においで。
それでは、またね。



S・ヴェスタ

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追加メモ



クルジュ…バケッチャの時から彼と行動している様子
ティレーゼ…まだよくわかんない



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2015/06/20 設定 Comment(0)

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